愛犬ラブとナースまみの奮闘記

看護師歴30年の私が経験した仕事、結婚、愛犬との生活をつづったブログです。

#「迷い」と「決断」父への告知。


こんにちは。ナースまみです。

今日は、お題 「迷い」と「決断」について投稿しようとおもいます。


約20年前に父は癌で他界しました。当時、私は手術室の看護師として激務に追われる毎日を過ごしていた頃、父に初期の胃癌が見つかったのです。

胃癌の初期症状
胃癌の場合、初期にはほとんど症状がありません。胃の痛みや食欲低下などの症状が現れる頃には、既に進行がんになっている可能性があります。中には、胃の不快感や胸やけが初期症状として現れることがあります。
初期のがんは、健康診断で偶然発見されることが多いのが現状です。

実家から離れ、一人暮らしをしていた時だったので、私に連絡が来た時は、検査で初期の胃癌が見つかったから手術が必要だと。


父は私の勤めていた総合病院ではなく、違う病院で検査を受けていたので、その時は父にしっかり病名の告知がされていました。


その時の私の気持ちは「もう告知されたんだー」と。ちょっと不信感がありました。当時は今のようにあまり「告知」に対して一般的ではなかったので・・・。



父は、「初期の胃癌」だから、大丈夫と言う気持ちがあったのでしょう。意外と私たちの前では楽天でした。


正直、そこの病院で手術をお願いしていいものだろうか。考えましたが、父が決めたことだからと、今後の治療方針などを主治医から説明を受けて待っている状況でした。


それでも、どこか納得がいかない自分がいて、当時勤務していた看護師長と外科部長に相談したところ、意外な答えが返ってきたのです。


外科部長「すぐこっちへ転院させろ。病棟へは俺から部屋をあけるように言っておくから。俺が手術してやる」と。


「えー!でも、もう向こうでは検査日も手術日も決まってるし・・・。」


外科部長「そんな事言ってる場合じゃないだろう。いいから、転院させろ」と。


びっくりでした。ここまで親身になって頂いて・・・。ありがたいことです。後は、父がなんて言かです。


入院している父へこの事を伝えると、私が迷惑でなければ行きたいと返答がありました。これも、意外でした。転院を嫌がると思っていたからです。


父がそう決めたのならと思い、すぐ入院先の主治医へ転院希望を話しました。これも予想通り、凄く嫌な顔されましたけど。(笑)


翌日には私の勤めていた病院へ無事転院。手術も無事終わることができたのです。



最初の診断通り、初期の胃癌であることには間違いなく、治療を終え帰宅。自宅ではまたいつもの生活に戻りつつありましたが、
数か月後、父に異変が現れました。


母から、「お父さん目が黄色くない?」って言われたのです。「黄疸?」「マジで?」「やばい!」私は焦りました。翌日には父を病院受診させることにしたのです。


検査の結果、「胆管がん」であると診断されました。それも、末期気づけなかった私・・。ショックでした。


すぐに入院です。胃癌による転移ではなく、おそらく新たにできた癌だろうと。手術しましたが、なにもできずにお腹を閉じました。

この時点で父の余命は6か月。


次の決断は、抗がん剤治療をするかどうか。私は主治医と話し合いをした結果、抗がん剤治療をしないと決断したのです。看護師として、私一人の決断です。母や姉には決めてから説明しました。


父の癌は抗がん剤に対して効果がみられないタイプとのことだったので、辛い思いをさせないように最後は家族で納得して決めたのです


この時、父に告知はしないでもらいました。黄疸の治療の為に入院してることにして。


父は、おおざっぱで、ガサツで、母がいないと生きていけない人です。告知は無理だと判断したのです。


でも、他界する後半に、父から一度だけ言われたことがありました。「癌なのかな・・・」と。しかも私一人の時に。

かなり、体調が悪くなってきていたので、疑ったのでしょう。「そんなことないよ」と返答しましたが、今となっては、どう思っていたのか・・・。たぶん、癌であることを知っていたかもしれないですね。


後にも先にも、この1回だけです。


家族が告知をされる状況になった時、誰でも、「迷い」「決断」しなければならない事です。私はこの決断で良かったと今でも思っています。


ただ、今でも一つだけ後悔していることは、目を落とす瞬間、傍に母ではなく、私しかいなかったことです。父は最後を母に見送って欲しかったと思うのです。20年近くたった今でも、思いますね。


みなさんは、この「決断」決断をどう思いますか?


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


#「迷い」と「決断」

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