こんばんは。ナースまみです。
今日は、「誤って削除したブログの復活第15弾」として、この記事としました。愛犬ラブが旅立つ17日前の記事です。
H31年2月14日の投稿です。
こんにちは。ナースまみです。
先日、池江選手の「白血病」と言う発表があり、日本中が驚きました・・・。
でも、厳しい治療も、打ち勝ってくれると信じています！これからは、自分自身との戦いですから・・・。
看護師の仕事を長くしていると、いろんな病気の患者さんと出会います。「癌」の治療をされている若い方や、私と同年代の方など・・・。辛いですね～。😢
訪問看護師をしていた時、ある同年代の女性の看護を担当することになりました。
その女性は「末期癌」に侵され、余命数か月と診断されていたのです。
当時、予備校生の息子さんと（他の２人の子供は自立）二人暮らし。その女性はまだ、自宅での生活は自力で動けている状態だったので、私が訪問看護師として自宅に訪問し始めた頃は、あまり、必要性を感じてもらえず、会話も遠慮がちでした。😅
しかし、徐々に、思うように動けなくなり「癌による痛み」が強くなるにつれ、やっと心を開いてくれるようになってきたのです。
癌による痛みは想像を超える痛みです。「医療用麻薬」でコントロールしないと眠れない程、厳しい状態になります。
痛みを和らげてあげたいと思うと、強い眠気に襲われます。その女性は眠るこを嫌がるのです。痛みが和らぐのに・・・。
拒否をする理由は二度と目覚めないのではないかと不安を感じているからなのです。
私たち看護師と訪問の医師は悩みましたが、その女性の希望に添えるように努力するこにしました。その為、痛みのコントロールはかなり困難な状況となったのです。💦
ある日、自宅のベッドで足のマッサージをしていた時、その女性は私にこう言ったのです。
「私の人生、短かったな～」と・・・。😢
私は、その言葉に対して「なんて返そう・・・。」「なんと言葉をかけたらいいの？」って焦りました。💦 私と歳が近いのに、もうすぐ人生が終わるなんて、早すぎますから・・・。😢
私はその女性に「私は子供を持てなかったけど、〇〇さんは、子供が3人も持てて、しかも、その若さで孫まで見れてるなんて・・・・。うらやましい位ですよ。（笑）この人生が凝縮されていると思う・・・。」って答えました。
それが、正しい答えだったかどうか・・・。でも、その女性は笑顔で、「そうだね～」と言ってくれたことが、救いでした。😂
そこからは、その女性の今までの生活や、結婚、出産、離婚に至るまでなど人生を訪問のたびに話をしてくれるようになり、信頼してもらえるようになったのです。
その女性とは、短い関わりでしたが、訪問看護師としての在り方や関わり方を経験させてもらえたと感謝しています。
いつも思うのは、普通の生活を送れる有難さです。「普通」って意外と難しい事です。健康でいられることも・・・。どんなに大金を払っても、健康はお金では買えないですからね。😅
今、病気をされている方、治療に専念されている方にエールを送りたいと思います。十分に頑張っている方には「頑張って！」とは言わないです。ゆっくり、マイペースで・・・。😄
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今日のラブ。ラブも寝ており、私からの「本命チョコ」食べ終えた夫も寝ています。これが、普通の日常ですね。😄
