愛犬ラブとナースまみの奮闘記

看護師歴30年の私が経験した仕事、結婚、愛犬との生活をつづったブログです。

#訪問看護。感動エピソード その① (削除ブログ復活⑪)

こんにちは。ナースまみです。


今日は、「誤って削除したブログの復活第11弾」として、この記事としました。


H31年2月8日の投稿です。




こんにちは。ナースまみです。


みなさんは、「訪問看護」と言う仕事をご存知ですか?病院で働いている看護師のこては知っていても、「どんなことしているの?」って思う方も多いと思います。残念ながら、まだまだ知られていないなぁと現役で訪問看護師をしていた頃は感じていました。💦


私が働いていた時、良く使っていた説明の言葉は「病院の看護師さんが自宅に来てくれる感じと同じなんですよ」と説明するんです。すると、大抵の高齢者の方は納得してくれたものでした。💦


そして、必ず「知らなかった~。もっと早く知ってれば良かったのにね~・・・。」って言うのです。😅 それでも、頑なに、拒否されてた方が受け入れてくれるのは嬉しい限りでした。😄

訪問看護師として働き始めた時、いろんなエピソードがありましたが、その中の一つで、今でも思いだすことがあります。それは、当時60代の女性で、生活保護を受けながら猫2匹と暮らしていた方の事です。

その方は末期癌で余命数か月。そんな中、訪問看護の依頼があり、対面したのです。最初はいつもの事ですが、警戒され、信用もされていない状況でしたが、訪問を重ね、コミュニケーションが取れた時には、信頼を得るまでになったのです。😅


体調は徐々に悪化へと進んでいましたが、その方はなかなか病状を受け入れられず、このまま、猫ちゃんたちと過ごせると思い込んでいました。しかし、状況は悪くなる一方で、自分の身体のことだけで、精一杯!それでも猫ちゃんたちの面倒をみていたのです。


私は、もう限界!と判断しました。


その判断は最愛の猫ちゃんたちとのお別れとなるこを意味していましたが、こうなることは、最初から分かっていました。本人に宣告するのは辛かったです。😢


でも、入院することを説得しました。そして、やっと納得してくれましたが、猫ちゃんたちを引き取ってくれる所がなかなか見つからず、最終的に友人の一人に泣く泣くお願いするかたちとなったのです。


猫ちゃんたちは、なんとなく察していたようで、いつもと行動が違っていたようです。猫ちゃんたちの居場所が決まった時、大好きなおもちゃとおやつ、キャットフードやトイレを準備している姿を見るたび、泣きそうでした。😭


そして引き取られた後、猫ちゃん2匹がいないだけで、こんなに部屋が広かったのかと、胸が締め付けられる思いでした。看護師として、泣いてはダメなのに・・・。😢 逆に、「大丈夫!安心できた」「退院したらまた帰ってこれるから!」と逆に慰められたのです。😭


翌日、希望をもって入院しましたが、数日後、永眠されました。猫ちゃんたちと永遠の別れとなったまま・・・。😢


私もラブがまだ元気に駆け回っている時でしたが、気持ちが痛い程分かり、残念な思いが残りました。もう一度だけ、大好きだった猫ちゃんたちに会わせてあげたかったです。



きっと、天国で大好きな猫ちゃんたちを見守っていることでしょうね。😂



今日のラブ。元気なラブとお出かけショット。😊

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